第一回 天城山系の生物多様性を検証するツアー

~シカ食害の山 伊豆天城の今と昔~

天城山は、昔はササ藪の山でした。古い写真を探しても3mを超えるササ藪で見通しのきかない万次郎岳、万三郎岳の山頂で写真を撮った人は一人もいませんでした。今、山頂に限らず登山道のあちこちにもササの姿を見ません。すべてシカによる食害で消えてしまったのです。

シカが天城山に増え始めてから、ササが消滅するまでの期間は、たったの10年と推定できます。
増え始めたシカを放置すれば、どんなことが起きるのか、生物多様性にいかなる影響をもたらすのか、実際に歩いて確かめてください。

全国のシカ食害地では、狩猟、駆除、管理捕獲、そして森林では樹木保護、畑地では防鹿柵による被害防除を実施していますが、成功した事例はひとつもありません。シカは増え続けています。天城山は、日本全国で起きていることの未来像です。

私たち日本オオカミ協会は、生態系を復元することが、この問題の根本解決であり、日本人の責務だと考えています。このツアーを通じて、その是否について、議論したいと考えています。ご参加をお待ちしています。

参加ご希望の方は、まずご連絡ください。

【JWA事務局】

〒170-0013 東京都豊島区東池袋3-11-9 三島ビル502
トマトツアー㈱内
担当:朝倉
FAX:03(3982)6773
E-mail:pondwolf39[アットマーク]yahoo.co.jp ※[アットマーク]を @ に変えてご連絡ください。

【記】

日程:10月16~17日
集合:天城山登山口駐車場/天城峠

行程:1日目

①天城縦走コース(健脚向け)正味コースタイム約7時間
天城登山口~万次郎岳~万三郎岳~八丁池~天城峠
②八丁池周回コース(約4時間)
天城峠~八丁池~天城峠
宿泊:湯ヶ野温泉国民宿舎 かわづ

懇親会(地元猟師さんに現地の状況を聞く)

行程:2日目

午前中会議
午後:車で視察 西天城牧場~達磨山
解散 午後3~4時

《服装と装備品》
●服装(縦走組は特にご注意ください)
帽子、長袖、長ズボン、トレッキングシューズ、手袋(軍手可)、Tシャツ、雨具(カッパの上下)、防寒具(セーター、フリースなど)、着替え(下着はポリエステルなどの化繊で濡れても肌に冷たくないもの)
●そのほかの装備品、持ち物
カメラ、フィールド用リュック、水筒、ゴミ持ち帰り袋ポリ袋か大きめのレジ袋、洗面用具、タオル、折りたたみ傘があると便利、時計、医薬品(虫除け、バンソウコウ、胃腸薬など)、健康保険証、ハンドタオル、地図(山と高原地図のようなもの)

《集合と宿泊》
●集合場所:天城高原ゴルフ場登山口/天城峠
●宿泊場所:湯ヶ野温泉国民宿舎 かわづ

Follow me!