オオカミセミナー(学習会)in長野のお知らせ

豚コレラ

『洪水!豚コレラ(CSF)!オオカミ再導入を急ごう!環境省に決断を求める!』

主催:一社)日本オオカミ協会長野県支部

 今年は熱夏、猛烈な台風に見舞われ、いまだに傷跡は癒えません。台風19号の大雨では、長野県も千曲川の堤防決壊などで大きな被害に遭遇しました。元凶は気候変動と見られており、これからがますます心配です。気候変動の主要な原因の一つは、国際的な森林の大破壊があります。

 日本でも増え過ぎたシカによる森林破壊が全国的に拡大し続けています。昨年からCSF(豚コレラ)の流行が始まりました。 CSFの後には、さらに恐ろしいASF(アフリカ豚コレラ)が控えています。 これの鎮圧はまずもって野生のイノシシの増加の抑制が欠かせません。これにはオオカミの捕食が決め手です。オオカミがCSFの発生と抑制に大きな役割を果たすことは日本ではほとんど知られていません。

 スロバキアでは、オオカミの生息地域ではCSFの流行は記録されていません。 CSF対策としてもオオカミ復活は急ぐべきなのです。 我が国でのオオカミの絶滅が悔やまれます。行政はどうしてオオカミを避けるのでしょうか。CSFについて本会会員の獣医師、 吉浦信幸さんにお聞きします。 オオカミは地球上から完全に姿を消したわけではありません。北半球の広い地域のいろいろな場所でオオカミは生き残っています。しかも、欧米諸国では復活保護が進められています。モンゴルは、以前から日本の再導入候補地域として話題になっていました。同国の少なからぬ地域では、多くのオオカミが生息しています。しかし、そのわりには、その生息と保護管理の実態について、わたしたち日本人はほとんど知りませんでした。

 首都ウランバートルから遠くない場所にある、小さな国立公園、フスタイにも数群、数十頭のオオカミが生息しています。本年5月、本会の理事、大槻国彦、高木英寿のお二人がフスタイ国立公園を訪問し、同公園の管理者による案内により、オオカミやモンゴルノウマ、アカシカ、それにシラカンバ林が残存する草原、そして遊牧民の様子を視察して来ました。希少で貴重な体験です。今回は大槻さんに、その旅行記とオオカミと自然保護をめぐる両国間の民間交流の可能性について語っていただきます。

 オオカミと伝染病。両者の生態学的な関係については、あまり知られていませんでした。今回のセミナーは、この問題に関する知識習得と理解を深める貴重な機会です。下記により開催しますので友人知人お誘いの上ご参加下さい。

                記

【日 時】 12月8日(日) 午後1時開会
【場 所】 長野市勤労者女性会館しなのき 三階:第二会議室
      長野市大字鶴賀西鶴賀町1481-1(下記地図ご覧下さい)
      電話:026-237-8300 

【参加費無料】
【話題:1】 「モンゴル・フスタイ国立公園のオオカミの生態と保護問題」
        奈良県紀州吉野支部 大槻国彦さん
        講演1時間 質疑応答30分
【話題:2】 「伝染病とオオカミ(豚コレラ、アフリカ豚コレラと狂犬病)
        長野県支部 獣医師 吉浦信幸さん
        講演40分 質疑応答20分

【会場地図】

【周辺駐車場】 https://www.shinanoki.org/image/Parking_Map2018.pdf

【問い合わせ】 長野県支部 永井 一雄 まで
  E-mail:nagai☆net.email.ne.jp ( ☆を@ に変換して送信してください)
   TEL:090‐9667‐0085

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