コラム●森・生物・ヒト « 一般社団法人日本オオカミ協会

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JWA最年少会員:小学4年生のオオカミへの想い

2014 年 1 月 29 日 水曜日

日本オオカミ協会最年少は、東京都内在住の女の子です。


毎月都内の動物園に通っては、オオカミの写真を撮ったり、オオカミの遠吠えを聴いたりしているそうです。
ご本人が撮影して送ってくださった写真をここに数枚紹介させていただきます。


 

2

多摩動物公園



3

群馬サファリパーク



4

多摩動物公園 新オオカミ舎



また、お気に入りの推薦図書を「是非みなさんに知らせたい」と紹介してくれました。

1
「動物と話せる少女リリアーネ」
 …さすらいのオオカミ森に帰る…

学研教育出版:著者タニヤ・シュテーブナー
出版社の紹介文

オオカミはこわい動物?
巻ごとに活躍する動物がことなる
リリアーネシリーズですが、
今回登場する動物はオオカミです。
昔話や童話に登場するオオカミは、
おそろしく、危険な動物として
えがかれています。そのせいもあって、
オオカミは人間によって数を減らされて
しまいました。日本ではオオカ
ミは絶滅したと考えられています。リリアーネが暮らすドイツではほご活動がさかんに行われ、
いまでは9つの群れが確認されています。この巻に登場するオオカミはいったいどんなオオカミ
なのでしょうか?

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椅子とりゲームとオオカミ

2013 年 1 月 5 日 土曜日

昨年(2012年)暮れの地方紙のコラムに、自殺者数と景気、失業率を扱った「確かな景
気回復が必要」という時評を読んだ。
自殺や失業を個人の心構えの問題だけに帰する考えあるが、大きな誤りである。失業問
題を「椅子取りゲーム」に例えれば、参加者がどんなに頑張っても、椅子に座れない人が
必ずでる。仮に全員が同じ能力を持ち同じだけの努力をしても、職に就けない人が必ず失
業率の分だけでる。失業はしばしば自殺の原因となる。各人がどれだけ個々の努力を積み
重ねても、国全体の経済や雇用の状況を改善することはできない。自殺対策に地道に取り
組むだけでなく、マクロ経済政策で景気を好転させることが、大きな自殺対策になる。金
融緩和などを柱にするアベノミクスで13年は景気回復が期待できるのだろうか、と結んで
いる。
「椅子取りゲームからの脱落者は努力不足、あるいは無能なのだから仕方がない。脱落
者が出ても当然だ。それは個人の問題で、弱肉強食は世の常なのだ」と割り切る競争礼賛
主義者がいないわけではないが、これは怖いことだ。どんなに努力しても有能であって
も、事と次第によってはいつまでたっても椅子をとれない者は少なくない。これは個人の
努力のせいにするわけにはいかない。事はそんなに単純ではないのである。
大昔から椅子取りゲームはあった。それは、人類がまだ野生動物として生きていた段階
から始まったものと考えられる。それがゆえに戦乱が絶えることがなかった。これが人類
史であったといってもよい。自由主義を謳歌する資本主義社会でことさら目立つようにな
ったことなのかもしれない。そして、このゲームは解決することなくいつまでも続きそう
なのである。
経済成長によって多少の改善はあっても、このゲームが有する矛盾の本質的な解決は期
待薄である。確かに椅子の数は増え続ける。同時に、人口が増えることもあって、ゲーム
の参加者も増え続ける。これも問題だ。結局、椅子をめぐる競争は終わらない。どこまで
行くのか。個人間の競争は、社会階層間、民族間、国家間にまで発展する。ここまでは人
間社会内部の競争だが、椅子、すなわち経済成長の材料とエネルギーの入手先は、結局、
地球の自然であることは明白である。ところが、地球は有限である。この限界に達したと
き、このゲームは終わる。ただし、ゲームの目的は達成されないままである。椅子取りゲ
ームの落伍者は相変わらず存在する。減っているどころか増えている可能性が大きい。そ
のとき、地球の環境は見るも無残にボロボロになる。こんなゲームはやめろと言っても聞
く耳を持つ者はいない。地球の環境は開発し尽くされて、シカやイノシシなど野生生物の
多くがハビタットを失い、ジビエ料理で食べ尽くされるかもしれない。オオカミだって例
外ではない。数百平方キロメートルという大きなナワバリを持つオオカミにとって広大な
森林や草地などの自然域が必要である。こうした地域は真っ先に椅子取りゲームの犠牲に
なる。こうして、地球規模の未曾有の大絶滅が起きる。自然の保全など口にする者など誰
もいない。
地球の限界を人口で換算すれば、どんなに科学技術が進歩しても110億人くらいだろう
という推定がある。高山帯やツンドラまで食糧生産用の耕作地に使えると仮定した場合で
ある。80億人を超えたら、資源争奪で国際紛争が頻発し、先進国も現在の生活水準の維
持が困難になるという予測を聞いたのは十数年前だった。当時の地球人口は60億人。今
や70億人を超えようとしている。先進国の人口は停滞ないし漸減に入った。だが、世界人口は衰えを見せずに増え続けている。ゲームオーバーは目前だ。でも誰もこれに気が付
かない。気がついても知らぬふりだ。椅子の数は減り続け、わずかになった椅子の争奪ゲ
ームは、熾烈を極め、人食いさえ起きる。その様を想像すると身の毛がよだつ。似たよう
な話は昔どこかで何度か起きたことがあると聞いたことがある(ジャレド・ダイアモンド
著「文明の崩壊」草思社)。モアイ像で有名な南太平洋の孤島に孤立したイースター島文
化、陸封されたニューギニアの高地民族文化、それにメキシコのユカタン半島に栄えたマ
ヤ文明などの末路である。
失業対策で経済成長だけを唱えて、いつまでも椅子とりゲームを続けるわけにはいかな
い。このゲームは、結局、弱肉強食、強者支配の格差社会を発展させ、地球を破綻させる
だけである。人間の真の「幸せ」には通じない。ゲーム回避のためには、社会経済の仕組
みの変革は必然であり、それは今世紀末までに起きる可能性があるとは、フランスの思想
家、フランス大統領顧問のジャック・アタリの言である。本当にそれは起きるのか。それ
はどのようなものなのか。はたしてゲームは終わるのか。それが本当なら、オオカミが生
きる自然生態系にとっても黎明であろう。結局、これ以外に人類の幸せはない。
(2013年1月5日記:狼花亭)

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詩:オオカミの復活

2012 年 11 月 25 日 日曜日

花水川物語132

(府川 清)

(1)シッポを振って
あなたの愛犬は  オオカミが祖先
大むかし  尻尾を振って人間に近づいてきた
肉食のオオカミは  リーダーの統率のもと
小動物には目もくれず  鹿・猪など有蹄類を襲う
数万年前 人間のゴミ捨て場に彼らの一部が  生きる道を見つけた
楽して 餌にありつけるため
群れから離れた危機が  そうさせたのか
残飯を漁る姿は 進化なのか 退歩なのか
人間に近づいたオオカミは  急速に温和になり
野性を捨て  家畜になる道を選んだ
動物学者の研究で  わかってきた

(2)大神と誤解
オオカミは大神  野生動物の頂点として君臨
自然のバランスを維持する  重要な捕食者

襲われるシカ、イノシシにとって
存在自体が豊かな森を追われ  繁殖を妨げられた
花水川上流  丹沢周辺の旧家では
魔除けとしてオオカミの頭蓋骨が祀られ
オオカミは農民の守り神として敬愛されている
いまも  各地の神社で「オオカミの護符」が配られ
害獣・盗難・火災除け等として信じられている

狂犬病  餌付けで人馴れしたオオカミが 人を襲うことがあっても

健全なオオカミは襲わない
放牧した病弱な家畜を襲い  農民に喜ばれていた
だが  童話「赤ずきん」のように
子供や女性を襲うオオカミの「物語」が作られ
害獣として  駆除の対象にされた
銃・毒薬で退治され  狂犬病の蔓延もあり
日本のオオカミは 百年前に「絶滅」に追い込まれた
人間により  シカ  イノシシが乱獲され

頼りにしていた餌の減少も重なった

(3)自然のバランス
花水川右岸の丘陵地帯は  人家があり禁猟区
イノシシが大繁殖

収穫前の作物は被害甚大
楽しみにしていたイモ掘り

玉蜀黍 落花生など
イノシシに食い荒らされ農家は困惑
捕獲用の鉄製の大きな檻を  数十箇所に設置
年に数十頭捕まるが  被害は増えるばかりだ
イノシシは  夜行性だが  人と接する機会も増え
猪突猛進の襲撃で  ケガをする人もいる
高麗山・湘南平のハイキングコースに
「イノシシ出没・注意」の看板が あちこちにある

シカは 里山から原生林まで 木や草を食い荒らす
食害で困るのは  農業・林業だけではない
自然を破壊  森が枯れ  山のお花畑が消滅
裸になった斜面から  土砂が崩落・流出
住処を奪われた羚羊  雷鳥  シマフクロウなど
野鳥  昆虫  渓流のイワナ  沿岸の生態系も・・・

かつて狩人は大勢いて  狩猟が活発に行われていた
いまは  高齢化が進み  後継者も少ない
北海道から屋久島まで  猪・鹿は大繁殖
日本の自然・環境  農業・林業を守るため
天敵・オオカミの復活が  求められている
日本のオオカミと同種の東アジアに棲息する
ハイイロオオカミの再導入が候補に上がっている

(4)復活
グリム童話「赤ずきん」発祥の地・ドイツ

隣国・ポーランドから  越境したオオカミの群れ
住民も納得し  順調に復活がすすんでいる
放牧の羊が襲われれば  飼い主は補償される

日本で絶滅したトキ  コウノトリ
中国  ロシアから再移入  復活が進められている
ニホンカワウソも  復活して欲しい
それらが順調にすすみ
人口が減り  過疎地の広い山野に
オオカミの復活が待望される

※①日本の自然にオオカミの復活を進める『日本オオカミ協会』の
「チラシ」に触発され、参考にした。
②小倉美恵子著「オオカミの護符」も参考にした。

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鹿の食害を考える ドイツに見るオオカミとの共生

当協会が紹介されています
(動物や自然を守ろう にて)

トカゲ太郎のワンダー・ワールド

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