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豚コレラは無知の人災!

2019 年 10 月 6 日 日曜日
埼玉で豚コレラ確認 秩父の養豚場、感染経路は不明

埼玉で豚コレラ確認 秩父の養豚場、感染経路は不明(日経新聞2019/9/13)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49796730T10C19A9CZ8000/

中部地方各県に広がった豚コレラですが、いよいよ東は埼玉県(関東)へ、西は滋賀県(関西)へと拡大し始めたようです。

野生イノシシ豚コレラ陽性、滋賀県の養豚農家「不安な日々」(京都新聞2019年09月19日)

https://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20190919000062

イノシシにワクチン餌を食べさす作戦も余り効果が無かったようで、危機感を感じた国は、いよいよ直接豚へのワクチン接種を始めるようです。 1頭でも豚コレラに感染した豚が見つかると、その養豚場のすべての豚を殺処分するのが、今のやり方です。すでに13万頭もの豚が殺処分されています。 殺す為だけに動員される殺す側の作業員のストレスも大変なようです。 

「耳から離れぬ鳴き声」人懐こい子豚も…豚コレラで処分 朝日新聞2019年5月4日

https://www.asahi.com/articles/ASM5352X6M53OIPE009.html

ひるがえって、同じように殺すこと自体が目的化しているシカの殺処分についてはどうなのでしょうか? 狩猟した獲物を山の神に感謝してその生命を頂いていたかつての猟師の考え方や生き様とは明らかに違っていると思います。 やはり、殺して捨てて1頭当たり1~2万円という報奨金(シカ殺し料)がアイマスクを掛けてくれるのでしょうか?   高知県だけで現在、年間2万頭のシカが殺処分されていますが、県はこれを3万頭に増やさないとシカは減って行かないとコメントしています。  

大学時代のワンダーフォーゲル部の先輩が、登山中に山に張られたネットに引っ掛かって動けなくなっているシカを見つけたそうです。彼はシカの被害にも詳しい人ですが、迫られた選択は3つ。

  1. そのまま見過ごして下山する。
  2. 持参のナタかナイフ、もしくは石で殺す。
  3. 絡んだネットを外して逃がしてやる。 

彼が選択したのは3だったそうです。僕はその選択に大いに賛同しました。

食事の時になにげなく、(卓上の生命に感謝して)「いただきます。」と言って食べる習慣を持った日本人は素晴らしいと思います。 でも、今のシカ対策に見られる殺戮の推奨は、生命への悲しみやいたみ等、生命への感覚を鈍化させ、人と人、人と他の生きものとの生命のつながりを見失っていくことにならないかと、つい危惧してしまいます。 そしてジビエ等への利用率がわずか3%(平成28年度)に過ぎないのに、必要以上にそのPRや報道が為されているのを見ると、殺すこと自体が目的と化した「殺生」への社会的贖罪感を醸成することを狙っているように思えてなりません。  オオカミは、病気のイノシシ(シカも同じ)を狙ってピックアップしていくので、結果的にイノシシやシカの群れを健康に保つ役割も果たしています。(オオカミにとっては、弱ったシカやイノシシが、ただ狩り易いというだけのことでしょうが。

豚コレラの広がりを見ていると、自然環境の管理は早く「人手による管理」から「生態系による管理」へと、視点を変えていく必要性を痛感させられます。 Comeback Wolf ❢ 

オオカミは病気の発生を管理します。

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日蒙オオカミセミナーの報告

2019 年 8 月 15 日 木曜日

第2回日蒙オオカミセミナー開催の報告神奈川県支部セミナー

「モンゴル・フスタイと中国・ウズムチンオオカミ谷」

 去る2019年7月23日(火)13:30~16:00 神奈川県民センター3階会議室(30名収容)で開催したセミナーの様子を報告します。参加者は14名。平日の午後というハンデがあってのことでしょうか、せっかくのセミナーなのに集まりが悪かったのが残念でした。宣伝は、JWAのHPとFacebook、それに産経新聞三多摩版にも出しましたが、やはり平日の午後というのが問題だったようです。会場確保などを考えると(最近は混んでいて難しい)、早くからの計画的な準備が必要です。また、この会場には、知的障害者と思われる女性が参加し、勝手に発言したり、私語したりで対応に苦慮いたしました。社会福祉が進み、こうした人たちへの社会参加が広まることは良いことですが、反面、今回のセミナーのような「会場ジャック」といった場合には、どうすべきなのでしょうか、対応に戸惑ってしまいます。対応によっては差別と非難されるかもしれません。

【講演2題】

  • 「モンゴル・フスタイ国立公園のオオカミを訪ねて」高木英寿(JWA神奈川県支部長)
  • 「内モンゴルでのオオカミ園のオオカミ」手塚修文(JWA東海支部役員)。

[フスタイ国立公園]

 フスタイへの旅は、本会理事・紀州吉野支部副支部長である大槻国彦氏の立案、それに今春、京橋でご講演いただいたフスタイ国立公園管理官のガンボルド氏にお世話していただいて実現したものです。両氏に、厚く御礼申し上げます。この国立公園は、モンゴル国の首都ウランバートル市から西へ車で3時間、360度草原の真っただ中にある丘を中心にした面積5万haの小さな自然保護区で、わが国の国立公園並みの規模でした。米国の広大なイエローストーン国立公園約90万haとは比すべくもありません。この公園は、1989年のソ連崩壊直後、野生絶滅していたモンゴルノウマ(タヒ)がオランダから贈呈され、放された場所2か所のうちの一つなのです。この再導入事業は、成功し、現在約300頭までに増えています。この国立公園には、もともと数群のオオカミが生息し、アカシカ、ノロジカ、イノシシとともにこの野生馬も捕食しています。しかし、公園管理当局は、タヒとオオカミは、この大草原で進化を共にしてきた関係であることを理解して、オオカミも保護し続けています。管理事務所、宿泊施設ゲル20張りなどは1か所に集められ、緩やかな丘陵地の谷底に目立たないように置かれています。この20年の間、訪問者数はあまり増えもしていないようで、施設の拡充もないようでした。公園内には遊覧用の自動車道路も歩道も整備されていません。したがって、人もほとんど見かけず、自動車を避けることもない、私たちが忘れていた、自然そのままのすばらしさがここにはあります。小型の草食性のターバガンが草原の各所に巣穴を構えて、愛嬌を振りまいています。これもオオカミの捕食対象です。公園管理官のガンボルドさんの案内で、斜面のシラカバの疎林の中で子育て中のオオカミを簡単に観察することが出来ました。長閑な公園にも悩みがいくつもあるようです。その一つは、最近の温暖化で降水量が減り、シラカバ林が枯損退行し続けていること、第二は、周辺部の遊牧民が、羊などの家畜の群れを連れ、公園内の良い草を求めて違法侵入することが絶えないこと、第三は、オオカミの密猟が後を絶たず、密猟者は、職業階級に関係なく罪悪の意識が希薄であることだそうです。この公園は、ユネスコの生物圏保存地域構想(1971)に従っているようで、公園全体はコアエリア(中核的自然保護地域)で開発が認められないが、周辺はバッファー(緩衝地域)で緩い自然利用は認められるといった地域区分になっているようです。そして、この国立公園は、国ではなく、国が指定する管理団体によって財政を含めて運営されているという点です。同国立公園は、日本、特に日本オオカミ協会との協力関係を求めていることをお知らせいたします。経済貧困国の苦しみと工夫が見て取れるのがこの国立公園です。

[ウズムチンオオカミ谷] 

 内モンゴル自治区にあるオオカミ飼育施設についてのレポート。瀋陽市から北西へ車を飛ばして数時間の通遼市へ。そしてさらに数時間でウズムチンオオカミ谷に到着します。この荒れた草原の中の施設の面積は正確には不明ですが1000ヘクタールくらいはあるのでしょうか。ここには40~50頭のオオカミが収容されているようです。数年前は数頭だったと言いますが、どこから、どのようにしてこれだけのオオカミを集めてきたのか不思議です。この施設では、観察用のミニバス(定員20~30人)に観光客を乗せて園内を30分ほど案内します。観光客を喜ばせる目的で、別の係員が生きた鶏を投げ与えます。これを目当てに20頭前後のオオカミが追いかけてくる。自由と尊厳を奪われて、奴隷のようなオオカミたち。御客はこれを見て喜ぶ。こうしたミニバス数台が約30分の時間をかけてオオカミを見せて回る。これに飽き足らず、この施設では、ヘリコプターを購入しようとしています。このお金はどこから調達されるのでしょうか。観光収入で賄える金額ではありません。投資額を回収することもできないでしょう。公的資金が投入されているとしか考えられません。

 この話を聞いてすぐにイメージするのは「オオカミのアウシュビツ」。この施設を考え、運営している中国の関係者を非難いたします。金儲けのための商業主義。自然や野生生物に対する敬意など微塵もありません。自然を足下に置き、人間のエゴのままに利用することに疑いを持たない自然観が露骨に表れているようです。この施設は、オオカミ初め野生動物と自然を辱め、人々の心を傷つける装置以外のなにものでもありません。

 このセミナーの結論:私たちが求めるものは、人の心を破壊する荒んだオオカミ谷ではなく、私たちに心のふるさとを思い出させてくれる、ちっぽけなフスタイ国立公園です。(完)

(記・高木英寿、JWA理事・神奈川県支部長)

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平井睦さん「動物画展」

2019 年 4 月 18 日 木曜日

オオカミ協会のカレンダーを描かれている平井睦さんの個展が静岡県島田市の「文具のオカダ」で開催されます。

どうぞ足を運んでください。

また、4月30日夕刻、平井睦さんはFM島田に出演するそうです。

こちらも是非お聴き逃しなく!

平井睦さん
カナダ在住の私は青春時代に島田の街にお世話になり、半世紀の時を経て街に戻り動物と人との共存、生態系のバランスが大切であることを得に表現して展示会を催します。日本では絶滅しましたオオカミですが、欧米ではオオカミの役割りは見直され復活しています。日本オオカミ協会のパンフレットを会場に用意します。生態系のバランスの大切さを再考されてみてください。第4回目は島田市本通り文具事務機のオカダさんの2階をお借りして動物たちの共存による「心のいやし」や「生態系の大切さ」を絵に表現して展示をします。

平井睦さん「動物画展」
【日時】4月27日(土)〜5月2日(日)
11:00〜17:00(最終日5/2は16:00まで)
【場所】文具のオカダ 静岡県島田市本通3丁目5−7
【入場】無料

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鹿の食害を考える ドイツに見るオオカミとの共生

当協会が紹介されています
(動物や自然を守ろう にて)

トカゲ太郎のワンダー・ワールド

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