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講演会「モンゴルのオオカミ研究と保護」

2018 年 12 月 27 日 木曜日


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◆講演会「モンゴルのオオカミ研究と保護」◆




満員御礼受付終了




大草原の自然生態系と、そこに住む生き物たちと人々の暮らしについて知ろう!







 日本でのハイイロオオカミの復活は、海外からの再導入しか方法はありません。中国、ロシアなど近隣国には同じ種であるハイイロオオカミが広い地域に数多く生息しており、モンゴルも再導入候補国の有力候補として考えられています。しかし、同国におけるオオカミの生息状況については殆ど知られていません。それにもかかわらず、同国へのオオカミサファリツアーを企画運営する組織の存在も知られていたりして、誠に嘆かわしいことです。




オオカミ




 今回、酪農学園大学の招聘研究員として滞在中のオーガンバヤル・ガンボルド氏に同国のオオカミの生態と生息状況についてお話していただけることになりました。ガンボルド氏は、同国フスタイ国立公園(面積約5万ヘクタール、丹沢山地とほぼ同大)で、保護管理官としてオオカミをはじめとする野生動物の研究と保護管理に従事している若手の専門家です。




 モンゴルの自然生態系の中でオオカミがしっかりと保護されていることは、将来オオカミを復活させなければいけない日本の自然保護にとっても喜ばしいことです。しかし、モンゴルの近・現代史は封建主義から社会主義へそして自由主義社会へと大きく変動し、決して穏やかなものではありませんでした。そのたびに社会経済は大きく揺れ動き、人々の自然観も変化してきました。そうした中にあっても、人々の努力あって、現在、同国の自然保護区は大小100か所以上、国土の17.2%を占めるに至っています。同氏が勤務するフスタイ国立公園は、野生から姿を消したモンゴルノウマが西欧の動物園から再導入された保護区であることでも知られています。この野生ウマもいまではしっかりと自然生態系に組み込まれ、アカシカ、ノロジカ、モンゴルガゼル、ターバガンなどとともにオオカミの捕食の対象として食物連鎖網を織りなしています。




モンゴルノウマ




 広大なモンゴル草原は、東は大興安嶺へ、西はハンガリー草原へと連なり、険しい山岳と大森林に慣れ親しんだ日本人にとっては想像のスケールをはるかに超えるものがあります。かつて、この草原にはモンゴルガゼルの大群が地平の果てまで群がっていたのです(20世紀初頭には北京市郊外にも生息)。彼らは時速70㎞以上。時速50㎞台のオオカミたちはこの俊足のガゼルをどの様に狩っているのでしょう。モンゴルノウマはオオカミの捕食をどの様に凌いでいるのでしょうか。オオカミとアカシカの関係は?ノロジカとは?すぐに穴に逃げ込むターバガンをオオカミはどのように捕まえるのでしょうか?羊やラクダ、馬などの遊牧で生計を立てる遊牧民たちはどのようにオオカミを考えているのでしょうか。




アカシカ







 大草原の生命が織りなすネットワークへの興味は尽きません。フスタイ国立公園には毎年、フランス、アメリカ合衆国、カナダなどの海外から多くのツーリストの訪問があります。十数年前には日本オオカミ協会もツアーを組んでこの地を訪問したことがあります。可愛いオオカミの子育ての様子が「素晴らしい宇宙船地球号」で紹介されたこともあります。欧米とは異なる社会の中で共存してきたモンゴル人とオオカミの関係について知る貴重な機会です。今回のガンボルド氏の講演をきっかけにモンゴルへのオオカミツアー再開、日蒙自然保護交流などが始まるかもしれません。期待したいものです。多数の方々のおいでをお待ちしています。ぜひお越しください。

【日時】2019年1月19日(土) 13時30分~16時(開場13時)
【場所】中央区立環境情報センター 研修室1(東京スクエアガーデン6階)
    〒104-0031 東京都中央区京橋3丁目1-1(東京駅八重洲口から徒歩7分)
    https://eic-chuo.jp/access/
【講演】
  ◎『JWAの活動とガンボルドさんとの出会い』 大槻国彦(JWA理事)
  ◎『モンゴルのオオカミ・フスタイ国立公園における最新の研究』
    オーガンバヤル・ガンボルド(Uuganbayar Ganbold)氏(同国立公園保護管理官)
   〔日本語通訳つき〕
【参加費】無料
【定 員】45名 ※要申込
【申込先】満員につき受付終了しました
【主 催】成熟都市とオオカミ・研究会
【共 催】(一社)日本オオカミ協会




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【札幌】日米オオカミふぉーらむ2018

2018 年 11 月 10 日 土曜日



「オオカミは北海道の自然を救う!」
【日時】2018年11月13日(火)18:30-21:00
【会場】札幌エルプラザ大研修室
    北海道札幌市北区北8条西3丁目
【入場無料】
【講師】丸山直樹 東京農工大学名誉教授 一社)日本オオカミ協会会長
【主催】一社)日本オオカミ協会北海道支部
【問合せ】反橋一夫 090-3395-5450
【会場案内】

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【鹿児島】日米オオカミふぉーらむ2018

2018 年 10 月 24 日 水曜日

オオカミふぉーらむin鹿児島

オオカミふぉーらむin鹿児島

絶滅したオオカミの復活で森と海の生態系を守る!
<日・米オオカミふぉーらむ in 鹿児島2018>
シカの増え過ぎは国を亡ぼす。復活オオカミが日本を救う! オオカミは怖くない!

【講演・Q&A】
『内モンゴルのオオカミ事情』
 野﨑 勉(鹿児島大学名誉教授・環境省環境カウンセラー)

『米国でのオオカミ再導入(オオカミは渓流も守る)』 日本語
 Steve Braun (Adventure Yellowstone, Inc. 代表・米国イエローストーン国立公園公認ガイド )

『オオカミ絶滅後の日本の自然と対策』
 丸山直樹(東京農工大学名誉教授・一般社団法人日本オオカミ協会会長

【日時】2018年11月3日(土) 14:00~16:30(開場13:30)
【会場】鹿児島県青少年会館大ホール:鹿児島市鴨池新町 1-8(県庁前)
【主催】一般社団法人 日本オオカミ協会南九州支部 
【後援】南日本新聞社 ・ 南日本放送(MBC)・ 鹿児島放送(KKB)・ 鹿児島テレビ放送(KTS)・ 鹿児島讀賣テレビ(KYT)

 二ホンジカやイノシシの増加が全国的に注目されるようになってから約 30 年、一向にその増加はおさまる気配がみえません。九州でも同様です。鹿児島県本土では、出水山地、八重山、霧島を初めとしてほぼ全県に生息し、森林や農耕地に大きな被害を出し続けています。離島では、種子島や世界遺産の屋久島の被害も激しく、自然遺産の保全が心配されています。
 
 森林生態系の破壊の放置は、今夏のような異常豪雨が続くと、山地崩壊、土石流、洪水のような深刻な惨事の原因に発展します。土砂が海に流れ出れば、魚介類の生育環境初め沿岸生態系を劣化させ、漁業にも被害を及ぼします。増え過ぎシカの放置は、国土の砂漠化をもたらし、自然の再生産力を奪います。

 シカの増え過ぎを招いた原因は、明治以降、頂点捕食者オオカミを絶滅に追い込み、食物連鎖の働きを破壊した明治近代化政策の失策にあります。さらに、戦後顕著化した農山村社会の衰退、人口減少によるハンターの高齢化と後継者不足による狩猟の衰退があります(最盛期の 4 分の一)。現行のシカなどの増え過ぎた害獣の個体数コントロールは専ら狩猟に依存していますが、効果ははかばかしくありません。その理由は、狩猟システムが彼らの増加に追いついてい ないからです。現状では狩猟圧を強化する見込みは立ちません。

 長期的解決策は、絶滅したオオカミの復活による生態系の食物連鎖の修復、すなわち『自然調節システムの回復』以外にありません。しかし、民主主義社会にあって、オオカミ復活には国民の賛成が必要です。このためには、根強く通念化したオオカミの誤解を解くことが欠かせません。

「外国から連れてくるオオカミは外来種だから、日本の自然 に良いはずがない」「人を殺めるのでは」「実際はシカやイノシシを減らせない」など。これらは単なる風評、全部間違いです。オオカミ復活にはオオカミの冤罪を晴らすための普及教育活動が欠かせません。鹿児島県初のこのフォーラムでは、今もオオカミが生息し、人々と共存している欧米の事例を新しい時代の自然保護観とともに紹介します。そして、オオカミの本当の科学的な姿を紹介します。

 オオカミの復活は、南九州の豊かな自然を保全し続ける上で欠かせません。多くのご来場をお待ちしています。オオカミが日本を救うのです!

【講演者プロフィール】
■ Steve Braun(スティーブ・ブラウン):
Adventure Yellowstone, Inc. 代表、ナチュラリスト、自然保護文化・教育、イエローストーン国立公園公認ガイド。一社)日本オオカミ協会学術会員(フェロー)、マイアミ大学卒(哲学・生物学・生態学専攻)、モンタナ州立大学修士(生態学、米国史)、オハイオ州立大学修士(日本史・日本文学)、同公園の自然生態系・野生動物の生態に精通、とりわけクマ類、オオカミに関して詳しい。日本語堪能。

■ 丸山 直樹
一社)日本オオカミ協会会長、東京農工大学名誉教授、農学博士、野生動物保護学・自然保護文化論。単著「地球は誰のもの」(岩波書店)、編著「オオカミを放つ」(白水社)、編著「オオカミが日本を救う!」
(白水社)、対談「たけしの面白科学者図鑑へんな生き物がいっぱい!」
(ビートたけし、新潮文庫)など。
■ 野﨑 勉
一社)日本オオカミ協会南九州支部代表、環境省環境カウンセラー、鹿児島大学・中国東北大学名誉教授、工学博士、環境工学。単著「今、私たちにできること」、「循環と共生の科学技術社会」(鹿児島学術文化出版)など。

【お問合せ先】
一般社団法人日本オオカミ協会
南九州支部(有馬 一成)
電話:099-283-5250

【会場アクセス】
鹿児島県青少年会館大ホール 鹿児島市鴨池新町 1-8(県庁前)
※車の方は近くの鴨池公園駐車場 (1時間 100 円 ) をご利用下さい。
JR 鹿児島中央駅から
● 電車 郡元電停下車 徒歩 15 分
● 車(タクシー) 約 15 分
● バス 「東 15 番」乗り場から 
   ・市営バス 16 番線 県庁前バス停下車
   ・市営バス 11 番線 県庁西バス停下車
   ・鹿児島交通 32 番線 県庁前バス停下車

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