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『オオカミふぉーらむ2019秋』開催のお知らせ

2019 年 9 月 21 日 by webmaster
おおかみフォーラム2019

一刻も早いオオカミ再導入実現のために!

今秋も米国モンタナ州からスティーブ・ブラウンさんが来日、今や恒例になったフォーラムを開催します。

今回は、札幌、宇治、阿南を回ります。話題は三つ。

1.『オオカミ再導入後四半世紀のイエローストンの生態系:オオカミは河流を守る!』(スティーブ・ブラウン):オオカミ再導入によって、荒れた河川の流路は安定し、今では、ビーバーやカワウソ、渓流の生物を初めとしていろいろな野生が命を謳歌しています。オオカミの影響は河川にも及ぶという事実は希望です。温暖化が止まらない地球、米国はハリケーン、日本は台風、激しさを増すばかりの自然災害。シカに荒らされた山地からの流出土砂は谷を削り、河川を埋め、豪雨のたびに氾濫、洪水の原因になっています。オオカミはこうした大惨事を防いでくれます。シカ荒れが治まった緑豊かな山から流れ出る河川は少々の雨では濁りません。海の幸も復活します。

オオカミが復活したイエローストーン国立公園の大自然の魅力

2.『オオカミの冤罪を晴らす』(丸山直樹):だからオオカミ復活。とはいえ、オオカミは人を襲うのではないかといつまでも怖がる人が多いのが残念。でも、心配無用。多くの人食いオオカミが古文書に現れたのは、江戸時代中期の「元禄の飢饉」と「生類憐みの令」の時代。飢饉時のイヌによる人食い、人身売買、口減らしの罪までオオカミに着せた公文書捏造。それに、18世紀の狂犬病の侵入と蔓延。このウイルス病を流行らせたのは、少ないオオカミではなくてどこにでもいたイヌ。オオカミが絶滅しても狂犬病は絶滅しなかったのです。明治期、オオカミ殺しの欧米文化導入によってオオカミは根絶。オオカミ冤罪晴らしは、オオカミ復活を実現し、日本の自然と私たちを救う扉を開きます。

オオカミ虎魚結婚式

3.『モンゴル・フスタイ国立公園のオオカミ』(大槻国彦:宇治):今年5月の訪問記。大草原の中のシラカバの丘陵、面積約5万ha。オオカミを守るには小さな保護地域でも大丈夫。再導入されたモンゴルノウマやアカシカの群れを追いながら生きる続けるオオカミ数パック。自動車道路も人もいない長閑でワイルドな国立公園。でも、地球温暖化と野放しの密猟の影が・・・。米国の広大な国立公園は素晴らしいけれど、日本は狭いからとあきらめていた人たちには朗報です。小さな保護区のフスタイを知ったら、日本でもオオカミの復活は大丈夫と思いませんか。首都ウランバートルの郊外には、フスタイと同大のボグドハーン厳正自然保護区があります。ここにも数群のオオカミのパックが生息しています。人を襲っていないのはもちろんです。実は、オオカミを襲っているのは密猟者なのです。

ゲル

10月25日(金)13:30~16:30

会場:札幌エルプラザ
話:S.ブラウン/丸山直樹他
司会:反橋一夫(北海道支部)

10月27日(日)13:30~16:30

会場:宇治市南宇治コミュニティーセンター
話:S.ブラウン/大槻国彦(理事・紀州吉野支部)
司会:近藤聡(近畿支部)

10月28日(月)18:00~21:00

会場:阿南市橘公民館
話:S.ブラウン、丸山直樹、他
司会:松林直行・佐々木志摩子(四国支部)

JWA会員の皆様、フォーラムで意見を交換し、オオカミ復活運動を盛り上げましょう。知人、友人などの一般市民、自然保護団体、農林水産関係者、地元行政などへ、FB、口コミなどで宣伝広報をお願いします。フォーラムの成功は皆様の熱意にかかっています。

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【開催】東吉野村オオカミミュージアム2019

2019 年 9 月 4 日 by webmaster
東吉野村オオカミミュージアム2019

東吉野村オオカミミュージアム2019を開催します!

 ニホンオオカミ最後の捕獲地でオオカミとの共存・自然との共生を考えよう!

 入場無料!お気軽にお越しください!

「みんなで遠吠え大会」開催!(15日のみ)

「みんなで遠吠え大会」出場者募集! 賞品あり
 
9月15日(日)13時開催 定員7名(先着順)
  1位 オオカミマグカップ
  2位 遠吠えバスタオル
  3~7位 参加賞
 申込締切9月14日(土) 090-4907-5951 辻本まで
オオカミグッズ&新オオカミアートTシャツ 販売します!

 東吉野の山々に100年の時を超えた遠吠えを響かせましょう。大陸に棲むオオカミの群れにも届きますように!!

オオカミアート展

 若手気鋭アーティスト達によるオオカミワールドに、すっと引き込まれてしまいます。作品はお買い求めいただけます。

パネル展示「モンゴル国フスタイ国立公園の自然保護とオオカミ」ほか

オオカミDVD上映

グッズ販売あり

日時

9月14日(土)13時~17時

9月15日(日) 9時~17時(13時~「みんなで遠吠え大会」)

9月16日(祝) 9時~12時

主催者

(一社)日本オオカミ協会 紀州吉野支部

後援 東吉野村教育委員会  

協賛 台高山脈ニホンオオカミ森の会

会場

あいの家コーヒーお茶ハウス 奈良県吉野郡東吉野村木津160

アクセス

自家用車でのご来場が便利です。駐車場あり。

公共交通 近鉄榛原駅-菟田野(奈良交通バス20分)、菟田野-木津名滝(東吉野村コミュニティバス30分(8人乗り・要予約))

コミュニティバス利用てびき

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wolf

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日蒙オオカミセミナーの報告

2019 年 8 月 15 日 by webmaster

第2回日蒙オオカミセミナー開催の報告神奈川県支部セミナー

「モンゴル・フスタイと中国・ウズムチンオオカミ谷」

 去る2019年7月23日(火)13:30~16:00 神奈川県民センター3階会議室(30名収容)で開催したセミナーの様子を報告します。参加者は14名。平日の午後というハンデがあってのことでしょうか、せっかくのセミナーなのに集まりが悪かったのが残念でした。宣伝は、JWAのHPとFacebook、それに産経新聞三多摩版にも出しましたが、やはり平日の午後というのが問題だったようです。会場確保などを考えると(最近は混んでいて難しい)、早くからの計画的な準備が必要です。また、この会場には、知的障害者と思われる女性が参加し、勝手に発言したり、私語したりで対応に苦慮いたしました。社会福祉が進み、こうした人たちへの社会参加が広まることは良いことですが、反面、今回のセミナーのような「会場ジャック」といった場合には、どうすべきなのでしょうか、対応に戸惑ってしまいます。対応によっては差別と非難されるかもしれません。

【講演2題】

  • 「モンゴル・フスタイ国立公園のオオカミを訪ねて」高木英寿(JWA神奈川県支部長)
  • 「内モンゴルでのオオカミ園のオオカミ」手塚修文(JWA東海支部役員)。

[フスタイ国立公園]

 フスタイへの旅は、本会理事・紀州吉野支部副支部長である大槻国彦氏の立案、それに今春、京橋でご講演いただいたフスタイ国立公園管理官のガンボルド氏にお世話していただいて実現したものです。両氏に、厚く御礼申し上げます。この国立公園は、モンゴル国の首都ウランバートル市から西へ車で3時間、360度草原の真っただ中にある丘を中心にした面積5万haの小さな自然保護区で、わが国の国立公園並みの規模でした。米国の広大なイエローストーン国立公園約90万haとは比すべくもありません。この公園は、1989年のソ連崩壊直後、野生絶滅していたモンゴルノウマ(タヒ)がオランダから贈呈され、放された場所2か所のうちの一つなのです。この再導入事業は、成功し、現在約300頭までに増えています。この国立公園には、もともと数群のオオカミが生息し、アカシカ、ノロジカ、イノシシとともにこの野生馬も捕食しています。しかし、公園管理当局は、タヒとオオカミは、この大草原で進化を共にしてきた関係であることを理解して、オオカミも保護し続けています。管理事務所、宿泊施設ゲル20張りなどは1か所に集められ、緩やかな丘陵地の谷底に目立たないように置かれています。この20年の間、訪問者数はあまり増えもしていないようで、施設の拡充もないようでした。公園内には遊覧用の自動車道路も歩道も整備されていません。したがって、人もほとんど見かけず、自動車を避けることもない、私たちが忘れていた、自然そのままのすばらしさがここにはあります。小型の草食性のターバガンが草原の各所に巣穴を構えて、愛嬌を振りまいています。これもオオカミの捕食対象です。公園管理官のガンボルドさんの案内で、斜面のシラカバの疎林の中で子育て中のオオカミを簡単に観察することが出来ました。長閑な公園にも悩みがいくつもあるようです。その一つは、最近の温暖化で降水量が減り、シラカバ林が枯損退行し続けていること、第二は、周辺部の遊牧民が、羊などの家畜の群れを連れ、公園内の良い草を求めて違法侵入することが絶えないこと、第三は、オオカミの密猟が後を絶たず、密猟者は、職業階級に関係なく罪悪の意識が希薄であることだそうです。この公園は、ユネスコの生物圏保存地域構想(1971)に従っているようで、公園全体はコアエリア(中核的自然保護地域)で開発が認められないが、周辺はバッファー(緩衝地域)で緩い自然利用は認められるといった地域区分になっているようです。そして、この国立公園は、国ではなく、国が指定する管理団体によって財政を含めて運営されているという点です。同国立公園は、日本、特に日本オオカミ協会との協力関係を求めていることをお知らせいたします。経済貧困国の苦しみと工夫が見て取れるのがこの国立公園です。

[ウズムチンオオカミ谷] 

 内モンゴル自治区にあるオオカミ飼育施設についてのレポート。瀋陽市から北西へ車を飛ばして数時間の通遼市へ。そしてさらに数時間でウズムチンオオカミ谷に到着します。この荒れた草原の中の施設の面積は正確には不明ですが1000ヘクタールくらいはあるのでしょうか。ここには40~50頭のオオカミが収容されているようです。数年前は数頭だったと言いますが、どこから、どのようにしてこれだけのオオカミを集めてきたのか不思議です。この施設では、観察用のミニバス(定員20~30人)に観光客を乗せて園内を30分ほど案内します。観光客を喜ばせる目的で、別の係員が生きた鶏を投げ与えます。これを目当てに20頭前後のオオカミが追いかけてくる。自由と尊厳を奪われて、奴隷のようなオオカミたち。御客はこれを見て喜ぶ。こうしたミニバス数台が約30分の時間をかけてオオカミを見せて回る。これに飽き足らず、この施設では、ヘリコプターを購入しようとしています。このお金はどこから調達されるのでしょうか。観光収入で賄える金額ではありません。投資額を回収することもできないでしょう。公的資金が投入されているとしか考えられません。

 この話を聞いてすぐにイメージするのは「オオカミのアウシュビツ」。この施設を考え、運営している中国の関係者を非難いたします。金儲けのための商業主義。自然や野生生物に対する敬意など微塵もありません。自然を足下に置き、人間のエゴのままに利用することに疑いを持たない自然観が露骨に表れているようです。この施設は、オオカミ初め野生動物と自然を辱め、人々の心を傷つける装置以外のなにものでもありません。

 このセミナーの結論:私たちが求めるものは、人の心を破壊する荒んだオオカミ谷ではなく、私たちに心のふるさとを思い出させてくれる、ちっぽけなフスタイ国立公園です。(完)

(記・高木英寿、JWA理事・神奈川県支部長)

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鹿の食害を考える ドイツに見るオオカミとの共生

当協会が紹介されています
(動物や自然を守ろう にて)

トカゲ太郎のワンダー・ワールド

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