オオカミフォーラム in 大阪・能勢

シカ・イノシシの食害対策にオオカミの復活を‼

<入場無料>

2024年11月4日(月)文化の日振替休日
13:30~15:30(開場13:00)

【会場】浄るりシアター 小ホール 

【 講 演 内 容 】

辻本篤郎

(一社)日本オオカミ協会とは

辻本篤郎
(一社)日本オオカミ協会 理事

日本へのオオカミ再導入の理由、大阪府でのシカ・イノシシ棲息状況についてお話します。

大槻国彦

森林や農地でのシカ・イノシシ被害とオオカミ絶滅との深い関係

大槻国彦
(一社)日本オオカミ協会 理事/熊野の森オオカミみゅーじあむ 館長/熊野の森をつくる会 事務局長

農山村のシカ・イノシシ被害はおさまる気配がありません。狩猟で一時的に減ったと思っても翌年にはまた被害が発生します。その理由は明治時代までいたオオカミが絶滅しシカの天敵が自然界からいなくなってしまったからです。オオカミがシカを食べないとシカが増え、シカが増えると植物が減り、そして昆虫や鳥も減り、豊かな自然は貧しくなります。「自然を壊したらいずれ人間生活にも支障がでてくる」とはいま正に農山村が置かれている状況です。絶滅したオオカミの「再導入」にはこの状況を変える力があるのです。

スティーブ・ブラウン

オオカミと共に生きる:イエローストーンの例

スティーブ・ブラウン/Steve Braun 
(日本語で解説します)
(一社)日本オオカミ協会 学術会員/ Adventures Yellowstone, Inc. President

世界で初めてのイエローストーン国立公園(YSP)(1872 年設立)は野生生物管理に関する実験と技術の
中心地域として国際的に注目されています。しかし、設立後103 年間に犯した間違いからイエローストーンは多くの教訓を学びました。「絶滅危惧種保護法(Endangered species act)1973」が成立し、これにハイイロオオカミの保護が記されたのを皮切りに、YSP はオオカミとともにハイイログマの保護でも世界をリードしてきました。この講演では、YSP が大型捕食者であるオオカミを再導入することで学んだ大きな教訓と、それらが人間にもたらす多くの利点について、アメリカの他の地域のオオカミの現状も
含めて紹介します。


主催:一般社団法人 日本オオカミ協会
問合せ先:辻本 090-9293-0512


【交通案内】

浄るりシアター 小ホール 大阪府豊能郡能勢町宿野30

◎電車・バス
阪急電鉄宝塚線「川西能勢口」駅で能勢電鉄に乗り換え、「山下」駅下車。「山下」駅から
阪急バス(73、74、77 系統)に乗車、「能勢町役場前」下車すぐ。

◎車(下記各市内から約1 時間。無料駐車場あり)
大阪市内から:阪神高速11 号池田線「木部第二出口」から国道173 号線を利用。
神戸市内から:名神高速豊中IC から阪神高速へ。「木部第二出口」を出て国道173 号線を利用。
京都市内から:京都縦貫自動車道亀岡IC から、国道372 号線、国道477 号線を利用。

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