みなさま、明けましておめでとうございます。
熊野本宮:熊野の森オオカミみゅーじあむから新年のご挨拶!
旧年はオオカミみゅーじあむへのご支援ありがとうございました。皆様のご支援のおかげでみゅーじあむを通して活動の幅どんどん広がり、忙しくも嬉しい1年でした。
中でもオオカミ再導入を掲げるオオカミ作品販売イベント「オオカミの森」への参加、愛媛県で環境教育事業をしている「森の国バレイ」からの講師依頼、同県の高校生の方が開始したオオカミ再導入研究への協力依頼など、協会外部の若い世代が自発的にオオカミ再導入を支持しコンタクトをとってくれたことは特に嬉しい出来事でした。
各地で自然や森林、野生生物の変化に気づいた人々が、その事実、いわば「一次情報」を短く、しかし大量にSNSを通じて発信しています。そこから情報収集した若い世代が現在進行中のシカ問題を知り、成果の出ない「狩猟によるシカ管理」の理屈に違和感を感じ、自然のバランスを取り戻すためにはオオカミ再導入が必用だと気づく流れがあるように思います。今後問題が大きくなるにつれ、その流れは加速していくと予想します。
これまでオオカミ協会がその気づきの基となる情報を発信して来たこと、協会外部でオオカミ再導入を支持する方々の発言や活動に重要な根拠を提供して来たことには大変大きな意義がありました。これからもその役割を果たして行けるよう、オオカミみゅーじあむは皆様とともに頑張っていきます。
年末年始もオオカミみゅーじあむは休まず開館しています。全国の皆様、どうぞ良いお年をお過ごしください。
2025年(令和6年)元旦
熊野の森オオカミみゅーじあむ館長 大槻国彦