会長退任および就任挨拶
会長退任のご挨拶
日本オオカミ協会2025(令和7)年度第14回定時総会にて会長(代表理事)退任が承認されました。当協会設立以来今日まで32年間の長きにわたり会員の皆様には、多岐多大なるご助力を頂き、とにかく今日に至ることができました。ポーランドの牧野でオオカミに出会ってから数えれば40年に届く歳月が過ぎました。改めて、会員の皆様に心より御礼申し上げる次第です。物心両面から支えていただいた岩堀弘明、石川裕一両副会長にもご同意いただき、この度の三役揃っての退任となりました。個人的には道半ばの退任で大変残念に思っていますが、とはいえ、皆様の活動の積み重ねの甲斐あって、オオカミ復活に関して社会的な理解が進み一定の成果があったものと認識しています。最後まで頑張りたいという願望に変わりはないのですが、協会としては新しいエネルギーと創意に溢れたスタッフに代わっていただく時期にあることは確かですので、今後の発展を大槻国彦氏新会長に託すことになりました。会員の皆様には、新会長をトップとする溌溂とした役員体制とその活動をこれまで以上に盛り上げていただきますようお願い申し上げます。私は総会にて名誉会長職(しばらくサポート役としての理事兼務)を有難く頂戴いたしました。今後も協会の活動を盛り上げるべく努力するつもりでおりますので、今後もどうぞよろしくお願い申し上げます。
令和7(2025)年6月13日
丸山直樹
会長就任のご挨拶
このたびの第14回定時社員総会をもって、日本オオカミ協会会長・代表理事の丸山直樹氏、副会長・理事の岩堀弘明氏と石川裕一氏、事務局の丸山淑子氏がご退任されました。32年もの間日本の自然生態系に必要不可欠である頂点捕食者オオカミの復活を目指し私たち会員を率いて活動に尽力いただいたことに、心より御礼申し上げます。とりわけ丸山直樹前会長におかれましては協会運営そして活動に際しての強靭な精神力と行動力に深い敬意を表する次第です。
協会発足以来、一貫してオオカミ復活による日本の自然を修復・再生を訴えてきた結果、賛否を問わず多くの人が協会の主張を参照しながら議論を交わすようになりました。私たちの主張が社会に浸透し、確実に世論を変えてきたことを実感します。
このような中、私は新たに会長・代表理事そして事務局をお引き受けすることとなりました。入会して21年間会長はじめ会員の方々に教えられながら活動し、昨年からは熊野の森オオカミみゅーじあむの館長として普及啓発に努めてきました。協会の歩みを止めることなく一日も早く日本へのオオカミの再導入を実現し次世代に豊かな自然を渡していけるよう、全力を尽くす所存です。皆様の一層のご理解とご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申しあげます。
令和7(2025)年6月13日
大槻国彦