オオカミギャラリーin大網白里-オオカミを知ろう

 今、全国的に、イノシシ、シカ、ハクビシン、アライグマ、サル等野生動物が増えて、山林、田畑や家屋に被害を発生させるなど、自然と私たちの生活に大きな影響を及ぼしています。千葉県では、最近、外来種のキョンも加わり、これといった有効策がなく、とても困っています。理由ははっきりしています。これらの動物の唯一の天敵であるオオカミが明治時代に絶滅に追い込まれてしまったからです。すべてはオオカミに関する誤解や悪意のある宣伝によるものでした。日本だけでなく、オオカミは、これまでいろいろな地域で虐待され絶滅に追いまれてきました。しかし、欧米社会は、ようやく20世紀後半になってこの過ちに気づき、一転してオオカミの保護、復活に舵を切ったのです。オオカミが自然界でかけがえのない存在であることに気がついたからです。
 
 日本では、その復活はいまだに実現していません。オオカミが自然の守り手であることが十分に理解されていないからです。狩猟やジビエの振興ではオオカミの代わりはできません。日本列島を増え過ぎたシカの食害から守り、緑豊かな自然環境を末永く子孫に受け継ぐためにはオオカミの再導入による復活が欠かせないのです。

「オオカミを知ろう!オオカミギャラリーin大網白里」では、オオカミ不在で荒廃する日本の山野と地域社会の惨状、オオカミと共存する豊かな里山、オオカミの本当の生態についてお知らせします。ご家族、友人たちと一緒に気軽においでください。子どもから大人までお楽しみいただけます。

【内 容】 
・日本の自然、オオカミの生態、海外のオオカミ、千葉県にいたオオカミ等についてパネル展示
・オオカミの足跡、小動物の骨標本等展示
・ワークショップ オオカミの足型づくり、ぬり絵
 子どもから大人まで楽しめます。
【日 時】 7月21日(土)〜29日(日) 10時〜16時
【場 所】 アートギャラリー古屋敷 千葉県大網白里市下ケ傍示(サゲボウジ)60 
 築250年の静かな古民家、入場無料です。
 大網駅から白子車庫、サンライズ九十九里行き小湊バス 下ケ傍示バス停下車
【主 催】 (一社)日本オオカミ協会千葉県支部  連絡先 080-5024-9132 井上

      

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