【米子市美術館】パネル展示で学ぶオオカミ
オオカミがいなくなった森では今?
~オオカミの役割を知ろう~
野生の生態系のキーストーン種であるオオカミ。
約百年前に絶滅を強いられた日本の森で起こっていることとは。オオカミを通して生態系や環境問題を考えてみよう。オオカミのいる健康な森を保つことは、農業・林業はもとより、川や海をも健全に保ち、漁業にもよい影響を与えます。一方で、洪水などの自然災害の軽減に役立ちます。
日本では全国的にシカ、イノシシ、サル、外来種のキョン、アライグマ、ヌートリアなどが増加し、深刻な被害が生じています。そのため、莫大な予算をかけ、さまざまな対策がとられてきましたが、思うような成果は得らず、予算は膨らむばかりです。
同様の事態が生じていたアメリカでは、キーストーン種(少ない生物量でありながら「大きな影響」をもたらす生き物)あるオオカミを再導入し、ヨーロッパではオオカミを保護することで、生態系を取り戻しています。百年ほど前までは日本の森にもオオカミがいて、キーストーン種として森の生態系を守っていました。今回のオオカミ展では、日本でオオカミが絶滅した背景、生態系でのオオカミの役割、欧米での取り組みなどをご紹介します。
オオカミを通して生態系のこと、環境問題のことを考えてみませんか。
2024年3月22日(金)~24日(日)
開館 10:00~18:00
米子市美術館 2F 第3展示室
駐車場は米子市役所有料駐車場 をご利用ください。駐車券を受付までお持ちください。2時間以内無料の処理を行います。美術館横に身体障がい者用2台、ハートフル駐車場2台があります。
【パネル展示内容】
- 日本でオオカミが姿を消した理由・歴史的背景
- オオカミがいないことによる生態系のひずみ・自然破壊
- オオカミの再導入・保護が盛んな欧米
- オオカミはシカ・イノシシ、サル、外来哺乳類をコントロール し、農林業被害を軽減
- オオカミは山地災害から国土を守り、生態系・生物多様性を回復
- オオカミはシカやイノシシによる(交通)事故から人々を守る
- 放牧家畜(羊・牛・馬)が少ない日本では、オオカミによる家畜被害は発生しにくい
- 用心深く臆病なオオカミは人を襲わず、人々と共生可能
同時開催:マイ・ギャラリー あなたの絵を展示します!
会期中〔3月22日(金)~24日(日)〕にご持参ください。会場に展示させていただきます。
「マイ・ギャラリー」作品募集!
テーマ:「オオカミ」「森」「自然」「環境」のいずれか
サイズ/自由 画材/絵具、鉛筆等自由
押しピンで展示できる作品 ・よく乾いた作品
応募資格/高校生以下
①作品名・②氏名(ふりがな)・③学校名・④学年・⑤保護者連絡先(携帯番号)・⑥返却希望の場合は住所 を記入した紙を添えて、会期中〔3月22日(金)~24日(日)〕に、米子市美術館オオカミ展会場にご持参ください。その場で展示させていただきます。
*ご返却は角2封筒(A4がそのまま入るサイズの封筒)でさせていただきます。
関係者で選考後、後日、優秀作品には図書カードをお送りします。
*いただきました個人情報はオオカミ展以外の用途には使用いたしません。
「マイ・ギャラリー」に関する問い合わせ先:090-9293-0512(辻本)
会場にも、お絵描きができるコーナーがあるよ!