三田オオカミフォーラム

三田オオカミフォーラム

オオカミの復活 『捕食者のいない今』

展示会:2023年11月9日(木) – 11月12日(日)

 時間:10:00〜19:00  入場無料

※11月9日のみ15:00〜 ※11月12日は15:30まで

講演会:2023年11月11日(土)

 時間:14:00〜17:00 入場無料

会場:三田市フラワータウン「サンフラワー」1階

〒669-1546兵庫県三田市弥生が丘1丁目1-2

講演会内容

「オオカミのいない生態系とオオカミの復活」
スティーブ・ブラウン氏 | イエローストーン国立公園公認ガイド

「オオカミがいない農業の今」
松下和實氏 | 日出坂せきもりの会代表

「オオカミとクマ」
丸山直樹氏 | 農学博士、東京農工大学名誉教授

主催:一般社団法人 日本オオカミ協会
協力:食生活を考える会
後援:三田市

なぜ、いまオオカミなのか?

オオカミを絶滅させた日本では、数十年前から全国的にシカ、イノシシ、サル、外来種のキョン、アライグマ、ヌートリアなどが増加し、自然・社会に対して深刻な獣害問題を発生させています。この理由として、温暖化、人口減少、中山間地社会の農林業の衰退などが指摘されていますが、主要なものは狩猟の衰退です。

これに対して、被害防止技術の開発普及、狩猟 ・駆除の強化、ジビエ普及、立法措置、これらのための年々増加する莫大な財政支出が続けられています。しかし成果はありません。何か重大なことが忘れられています。それは天敵オオカミの復活です。今や欧米ではオオカミやカワウソ、ビーバーなどの絶滅動物の復活時代です。日本でもトキやコウノトリだけでなく、野生生物の復活に取り組まなければ。目先の損得にこだわっている時代は終わりました。

今回のオオカミ展では、日本でのオオカミの絶滅に関する問題をいろいろな視点から紹介し、オオカミに関する誤解・偏見を正し、オオカミの復活実現にとって大切な情報を提供します。

スティーブ・ブラウン Steve Braun

イエローストーン国立公園公認ガイド。交換留学生として来日。モンタナ州立大学でイエローストーン生態学・日本史講師。イエローストーンを中心にアラスカからカリフォルニアまで各地の国立公園で自然教育プログラムに従事。一社 ) 日本オオカミ協会学術会員。

松下 和實 Kazumi Matsushita

日出坂せきもりの会代表。化学肥料・農薬不使用の野菜を宅配する「食生活を考える会」の生産者会員。山小屋カッパ山荘を作って、山仕事をしていた。農薬の空中散布を止め、ゴルフ場反対、ダム反対、総合治水推進、近自然河川工法の日出坂あらいぜきを実現する。

丸山 直樹  Naoki Maruyama

一社 ) 日本オオカミ協会会長。農学博士。東京農工大学名誉教授。専門は、自然保護文化論、野生動物保護学。シカの生態、保護管理の研究の一環として、オオカミの復活を研究。1993 年「日本オオカミ協会」設立、会長に就任。編著書に『オオカミ冤罪の日本史』(インプレス:電子書籍 2020)、『オオカミが日本を救う!』(白水社 2014)、『オオカミを放つ-森・動物・人のよい関係を求めて』(白水社 2007)、『地球はだれのもの?』(岩波書店 1993)など。

会場地図

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