JWA会長 宮城野部屋を訪問! 白鵬関がオオカミについて語る

8月22日、丸山直樹JWA会長、他4人で、東京・錦糸町の宮城野部屋を訪ねた。稽古を1時間ほど見学し、その後1時間、横綱白鵬関と歓談した。

訪問の契機となったジャン・ロン著「神なるオオカミ」は単行本2冊からなる大作で、白鵬関はモンゴル語の翻訳版で残りわずかを残すのみだという。「オオカミの戦略は素晴らしい。ジンギスカンもこれを学んだ」と白鵬関は語る。白鵬関がオオカミに初めて出合ったのは少年期である。家族と一緒に山に登り一人取り残された時、オオカミの気配を感じて、咄嗟に両手で刃物を握り身構えたという。実はオオカミは出てこなかったとのこと。次は、関取りになって2年後、故郷の草原を父親とドライブ中に、至近距離で白いオオカミと遭遇。緑色の鋭い目はいつまでも忘れられないという。その直後、18歳で横綱朝青龍 を破り「金星」。20歳以下の金星は2人目の快挙。モンゴルには「オオカミに出合うと良いことがある」という言い伝えがあり、その通りになったのである。

丸山会長持参のシカによる森林被害の実情写真を見た白鵬関はたいへん驚いて、早急な対策の必要性とオオカミ復活に賛同し、署名活動にも協力を約束してくれた。この写真集は白鵬関の求めに応じて進呈。「自然とオオカミの保護を通じて、日本・モンゴル友好に貢献したい」と白鵬関。

「自然があって人間がある。その自然を守ってくれるのがオオカミ。聖なるオオカミの復活の架け橋になれれば嬉しい。」 名言である。いつまでも残る素晴らしい「白鵬語録」になること間違いなし。

「オオカミよりも強い眼光をもった力士は今の所いない」という白鵬関のさらなる活躍が期待される。

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